社力をあげるには「教育」と「?」

社力と国力

昔、国力を上げる為に、まず日本は自分達の文明度合いを測りました。商売で言うところの競合にあたる、他国の文明度合いと比べてどうか?という点です。

この判断は、明治時代の話で、その後100余年にあたり大きな影響を与えたと言われています。悲惨な出来事もその後にありましたが、日本は世界第2位の経済大国にまでなったのです。近隣諸国との小競り合いよりも「未来を見据えて国力を上げる」その為に10年を費やし、西欧諸国の文化を取り入れながら発展しました。

江戸から明治に入った時代は、まさに転換期です。産業革命という意味では、現在は当時以上の転換期です。変革期とも言われています。

VUCA時代こそ社力向上を!

現在の日本は・・・というと、中国にGDP2位の座を奪われて10数年、国民の平均賃金も上がらず、さらにはコロナウイルス・ウクライナ侵攻・ウッドショック・インフレ・人口減少・少子高齢化・・・等々による影響もあって経済的に低迷していると言わざるを得ない状況下にあります。

今、中小企業は「社力」を上げる段階です。
先行き不透明な時代(VUCA)においては、未来を見据える為の努力を怠ってはいけないのです。
先行き不透明としつつも、中には確実性の高い、既に起き始めている対処すべき課題があります。そしてその課題に対するには「社力」が必要なのです。

社力において、最も重要なのは「教育」です。
教育の在り方は、時代によって異なります。何故ならば、その時折々によって、必要とされる学びは変わってきます。

住宅業界における「学び」とは?

住宅業界で言えば、学ぶ内容もここ10年で激変してきました。当初は、住宅性能引き上げの為に技術・設計・構造分野の学びが先行されてきました。次に、リーマンショック以降はデザイン面の学びが進みました。家具やインテリアデザイン・ユニバーサルデザイン等です。

そして、今必要とされているのは「お金の知識」です。ここから更に勉強しなければならないなんて?と思うかもしれませんが、準備を怠らないことが十分な成果に繋がることは明白です。

お金の知識が必要な理由も明白です。平均所得が上がらない中でインフレ・物価高騰が起こり、家計を圧迫しています。

住宅やリフォームは、買い物の中でも高額で、賢く購入出来るようにファイナンシャルの知識を抑えておかなければ、消費者はただ価格の安いものに流れていきます。川の流れの摂理と同じで、高いものを購入してもらうには「誘導」していかなくてはなりません。

これまで培ってきた知識は「技術」や「デザイン」といったもので、商品価値を高めていくことが前提でしたが、より消費者に寄り添う提案が必要になってきたと言えます。

とは言え、そこまで極端に学びを取り入れる必要があるかと言うとそうではありません。プロのファイナンシャルプランナーを目指す程、勉強している時間もありません。学び方もただただやればいいという事ではないのです。

「お金の知識」について学びを求めたい方は研修を確認してみてください!

「教育」と「?」の?について

さぁ ここで題目にもある、「教育」と「?」の?について話していきます。適切な教育を検討しても、あと1つ要素が必要です。経営者の判断も必要ですし、こんな時代なので、ある程度の忍耐も必要です。しかし、実際のところ、忍耐よりも大切なことがあります。

資本主義の渦中においてはROE(株主資本当期純利益率)、ROA(総資産利益率)、ROI(投下資本利益率)という指標が専ら重視されてきましたが、既に世界は「会社は株主の為にあらず」という風潮が広がっています。

つまりは、ESGです。そして、特にSとGは、この業界にとって避けて通れない重要課題です。

society(社会)
governance(統治)

社会的に求められるものは、事業によって地域社会への貢献と就業具合により判断される社員の働きやすさです
特に建設業では「働き方」が課題ですね。

統治とは、ルール統制のことで、一般的には「企業が法律を違反しないように管理体制を敷く」ことでコンプライアンスを守ろうというものですが、単に法律だけを守ろうとすると、業務的には締め付けられるので悪循環が生じます。悪循環が起きないように、業務フローそのものを見直し、新たな管理体制へと再構築することが求められています。

「教育」と「ESG」
今一度整理して、未来型の経営に向かっていきましょう