工務店 コンサルティング事例②

地主向けアパート改修を軸にした小さな工務店のビジョン再構築

背景・課題

社員3名の小さな工務店。社長さんは新築やリフォームの仕事を通じて、地域の信頼を築いてきた。建築家との協業も行い、技術力には自信があった。
しかし、時代の流れとともに新築案件が減少し、地主さんが持つ小規模アパートの修繕や空室対策のニーズが増えていく中で、「自分たちはどこに向かうのか」がはっきりしないままだった。 金融機関との関係は良好で、地主さん向けの修繕案件の紹介はあったが、「受けるだけ」の営業ではなく、自社の強みを活かして価値を高める提案が必要だと感じていた。

そこで、清水英雄事務所に「事業ビジョンづくり」の支援を依頼。
以下の流れで進めていった。

施策

  1. 現状ヒアリング・課題整理
     ・新築・リフォームの豊富な経験を「地主さん向けアパート修繕」に活かす方向性を明確化
     ・金融機関からの紹介を成果に変える「営業の仕組み」を一緒に設計する必要があると確認
  2. グランドデザインの明確化
     ・「地主さんの資産を守り、空室を減らし、家賃収益を高めるパートナーになる」というビジョンを策定
     ・二級建築士資格で対応できる範囲の工事でも、デザイン性や快適性を追求し、他社との差別化を打ち出した
  3. 営業戦略の再設計
     ・「アパート経営・修繕相談会」を企画し、地主さんとの接点を増やす(ザイオンス効果の活用)
     ・金融機関とも連携し、修繕費の回収シミュレーションや空室改善の具体策を提案
     ・工事のビフォーアフターを見せながら、家賃アップにつながるリフォームデザインを強調
  4. 顧客管理・社内体制整備
     ・地主さんの物件情報(築年数・空室率・リフォーム履歴など)をシートに整理し、一貫性ある営業トークを社内で共有
     ・「誰でも同じ水準で提案できる」体制をつくり、少人数でも成果を出せる仕組みを確立
  5. 成果とストーリーの深まり
     ・半年で地主さん向けアパート修繕の受注が1.6倍に増加
     ・修繕後の物件ではデザイン性を活かしたリフォームを提案し、家賃が以前よりも高く設定できた
     ・「家賃アップ」という成果は地主さんにとっても大きなプラスとなり、「この会社なら収益改善まで考えてくれる」と高評価に
     ・結果として、金融機関・管理会社からの紹介案件もさらに増え、工務店としての信頼が確立した

まとめ

この事例から学べるポイントは以下になります。

・戸建・新築で磨いてきた技術力とデザイン力を「地主さん向けアパート修繕」に活かし、新たな事業の柱に育てた
・金融機関からの紹介案件を「受けるだけ」ではなく「成果を生む仕組み」に変えた
・単なる修繕ではなく「家賃アップ・収益改善」という成果まで支援し、差別化された価値を提供した

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