育成を考えるなら、男性30代が一番難しい世代ですね。

1.男性30代は気難しい?
2.男性30代の人生設計?
3.男性30代を取り巻く人間関係?
4.男性30代が活躍できる環境を提供できる企業は少ない?
5.男性30代が企業を良くする?
6.結論・まとめ<対策方法>

男性30代は気難しい?

 男性の30代は、社会に出てから約10年が経ち、専門的な知識・ノウハウがあり、それまで教えてもらっていた先輩たちのスキルよりも(特定の分野において)秀でたスキルを持ち始める時期です。
 つまり能力が上がり、色々な情報も仕入れることが出来るようになってきたので、自分達が主役になっていきたいと考える世代です。

 だからこそ、40代や50代の先輩たちからすると、なかなか言うことを聞かなく感じたり、扱いづらく、気難しいなと感じることもままあることでしょう。
 多くのは、企業体制や環境の問題です。男性の30代が必ずしも気難しいということではなく、その企業の社内体制によるところが大きいです。
 30代の方も40代~50代の先輩たちには、言いづらいこと、言いたいけど言えないことを沢山抱えています。消化できない状況が続くから、30代~40代にかけては中間管理職たるストレスがつきものになってきます。
 ストレスがかからないように、環境整備を行うのは会社の原則ですが、それではどのように進めていけばいいのでしょうか?

男性30代の人生設計?

 30代は、人生で言えばまだ半分以下です。人生100年時代という大きな流れの中でいくと1/3程度です。
 社会保障の観点では、昔は60歳を過ぎれば定年退職でしたが、今は人生の期間が延びたので、働く期間は70歳までになり、今後は75歳くらいまでは働くとも言われています。35歳が、仕事をしなくなるまでに

何と・・まだ40年もあるわけです。

 長いですね。今まで生きてきた人生よりも長く仕事に従事する期間があるというのは何ともです。最近は、国の方からも人生設計を考える為のプロモーションが行われていますから、これは男女問わずですが、先々のことを沢山考えています。なるべく早く、落ち着いたり、仕事も楽に出来るように考えたくもなるので、40代や50代の方々のように決定権を持って活躍できるようになりたいと思う男性30代が増えていってもおかしくはないですね。

 あまりお金を稼がず、ミニマルな生活で、必要最低限で生きていけたらいいや・・・という考え方もありましたが、コロナもあり、日本社会も経済も中小企業もぶれにぶれたわけですから、20代~30代の方々は「強い危機感」を抱き始めています。

男性30代を取り巻く人間関係?

 20代と40代~50代に挟まれる、間の世代ということで、人間関係も非常に苦労する世代です。厳密にいうと、30歳~45歳くらいまでの方々です。
 一般的にこの世代は、下の世代もいて、上の世代もいて、人間関係は非常に厳しい時期と言ってもいいかもしれません。つまりは、30代男性の中でいわゆる「出来る人材」は、このあたりのマネジメントが出来ている人です。

マネジメント

  • 目上の人にもプレゼンテーションが出来て動かせる
  • 目下の人から慕われる
  • 否定せずに話を聞くことが出来る

男性30代が活躍できる環境を提供できる企業は少ない?

 今の日本企業は、決定権・裁量を30代に与える企業はほとんどないでしょう。活躍できる会社は逆に30代に裁量を与えていることが多いですが、どうして与えないのでしょうか?
 今、問題視されているのは、経営者の現場介入ですが、強力な決定権者が現場に介入すれば、現場で中心を担っている30代の方はなかなかうまくいかないでしょう。とはいえ、経営者側も現場介入したくなる気持ちも分からなくありません。

今までの教育では効果が上がりづらい世代であり
新しい教育体系においては、効果が出やすい世代です

 新たな教育、リスキリング、第四次産業革命対応型、事業変革対応型ということで、これまでの教育・育成を根本から考え直すタイミングに入っています。
 当然、放置していても良い方向に向かうことはありません。変わらないという選択肢は、次のステージに対応出来ないことを示唆しているので、前提としてはどう変わるか?ということを念頭に置いておかなければなりません。

男性30代が企業を良くする?

 企業が良くなるかどうかのカギは、男性30代の能力が大きく関わってきます。能力だけでなく、意識改革も必要です。30代は狭間の世代ですから、ちょうど今までと同じ内容を継続したい考えと、変わらないとまずいから具体的にどうやっていこうかと考える属性で分けられます。
 変わらないとまずい、と言いつつも同じことを継続している人も多いのが実情です。経営者はこのあたりに、どうやってテコ入れしていくかがポイントです。

40代は配置やプロジェクトの如何によって
20代は個々のスキルアップや情報収集力の向上によって
30代はマネジメント力です

 会社内の、上司も部下も、活かすにはマネジメント力を持った人材が欠かせません。かといって40代の方が20代の方をマネジメントするには、世代間ギャップが大きく、一般的には、個々のスキルに頼ったマネジメントになりがちで、結果的に属人化(スキルのある人にしか出来ない仕事)となってしまいます。

結論・まとめ<対策方法>

 結論とまとめ・対策方法を整理します。

1.30代男性を活かせる職場環境を考えると、
  結果的に会社全体が動かしやすくなる。

2.育成カリキュラムを組む際には、
  昔ながらの考えではなく、新しい育成体系を組む。

 ほとんど、そんなに難しいことはなく、対策としてはこの2点をしっかりと抑えていくことが大事です。
 というと、簡単に聞こえるかもしれませんが、実際に外部としてコンサルティングで入っても、社風・企業風土に変化を与えるまでには2年程かかるのが通常です。