「価値」と「評価」の話

「価値」は「距離」や「労力」の影響を受ける

 近くにいると価値を見失いがちになり、距離が離れていれば、過剰に評価してしまったり、と。まるで恋愛にも似たような感覚の話を、今日はマーケティングの面で掘り下げていきたいと思います。

 「すぐに会える」
 「すぐに対応してくれる」

というのは、困った時には良いのですが、普段は優先順位は低く思われてしまいがちです。

 「いつでも相談できるから」
 「また今度でもいいや」

逆に距離が遠ければ、1回の価値は非常に高いので、1回で何百回も価値を見出す為に集中して話をします。

 zoom等を使ってWEB会議することで進捗を確認しやすくなりましたが、集中して改革に進もうとする会社と普段の業務に追われている会社とで二分化されてしまったように感じます。
 上記はコンサルやご依頼を受けての話でもあるのですが、地域社会に向けた住生活事業でも同じようなことが言えます。特にリフォーム等は取り立てて急ぎの用事ではないことが多いので(壊れたら交換するという選択肢以外は)「また今度でいいや」が発動します。
 行動しても何の得もないと思っているからでしょう。自分で情報を閉ざしてしまっている顧客も多いと思います。

 何もしなければ、本質の価値は「距離」の影響を受けて、近ければ近いほど、その価値は見失われてしまいます。そうならない為にも、アプローチの方法を模索していくことが必要です。
 この答えはうちの事務所で伝えているDXにあります。

0→1の過剰評価

 0→1と1→10というのはデザイン業界でも良く聞く話だと思いますが、それにしてもクリエイティブな発想が出来る人が1→10を行う人よりも過剰に評価されている問題があります。いくら発想出来ても、1を生み出した後に2~3程度で停滞してしまっていては価値としては低いものがあります。

 クリエイティブというと、「今現在ないもの創造する」そんなイメージがありますが、市場が飽和状態になっているからこそ、今ないものを創り出す能力に価値を見出そうとしているのかもしれませんが、市場の本質は今後「持続可能」というキーワードに向かっているので、創り出されては消えていってしまうようなものを価値として見出すのは厳しいかもしれません。
 挑戦するのは良いことです。挑戦なくして、なり得ませんが。挑戦することだけが評価されるというのは違うかもしれません。

 極論ではありますが、誰が先に創り出したかは重要な問題ではないのです。誰がそれを広めたり、価値として周知させられるかが重要なのです。

価値をもたらすためには・・?

 価値を相手に知ってもらうために必要なことは、プレゼンテーションです。価値とは積み重なれば「ブランド」です。ブランドは複合的なもので、相手に示す内容以外の全く関係のない活動でさえも、ブランドの積み上げになります。
 たとえば、海外で●●な仕事をしている。最先端技術の開発に寄与している。等々・・・。
 しかし、これが冒頭の話にもあった距離によって、悪影響を受ける場合があります。新たな時代ではアプローチの方法が異なります。
 価値をもたらすために、必要なことは、程よい距離感と、価値をもたらしたいもの(人・商品・企業・その他)何かしらに対して、自己ブランディングをかけていく必要があります。
 隠れて努力する時代ではなく、努力や実績を上手く伝える時代になってきているのかもしれません。

白いプリンター用紙を保持している白と黒のチェックのドレスシャツの男

情報を得る為の「労力」を見える化できるかがポイント

・構想10年・実証実験5年と研究開発数億円を費やして開発され、現在は信州大学とも連携して開発が進んでいるOTSハウス
・自給自足住宅OTSハウス

どちらがより価値を感じるか
(ただし、価値と魅力はまた別次元なので、その話はまたの機会)

まとめ

① 距離の近づきすぎた相手には、再度自己ブランディング
② 自己ブランディングでは、実績と活動のプロモーション化
③ 相手先が得られるメリットについてストーリー化

 住生活事業社的に言うのであれば、実績と活動をうまくWEBやニュースレターに書いて顧客に伝えていくことが大事そうです。
 小難しくコラムを書いていましたが、やることはとてもシンプルです。