2025年、省エネ義務化“半年後”の現場と経営

半年経過で見えてきた現場の声
2025年4月にスタートした住宅の省エネ基準義務化から、早くも半年が経ちました。現場からは「思っていたより計算や確認に時間がかかる」「役所の対応が追いつかず着工が遅れる」といった声が相次いでいます。一方で、事前準備を進めていた会社では大きな混乱はなく、むしろ「標準仕様としての省エネ性能を前面に打ち出せる」と前向きに捉えています。
経営に直撃するコストと体制差
設計や積算の負担が増えたことで、小規模工務店では外注費や人件費が上昇し、粗利を圧迫しています。逆に、早期に省エネ計算を仕組みに組み込んだ会社では、追加コストを最小限に抑えつつ「性能の見える化」による営業力強化につなげています。
顧客の視点は“当たり前”から“価値比較”へ
顧客の意識にも変化が見え始めました。「どの会社も省エネ対応しているのが当たり前」と認識される一方で、「どこまで快適で光熱費を抑えられるか」という比較軸が鮮明になっています。制度対応そのものは“差別化”にはならず、住宅性能を資産価値として伝えられるかどうかが勝負の分かれ目です。
法対応を“負担”から“武器”に変える
半年経った今だからこそ問われるのは「単なる法対応」で終わるのか、「経営の武器」として活かせるのかという視点です。まだ遅くはありません。業務の効率化と営業メッセージの磨き込みを進め、自社の強みに変えていきましょう。
参考:
・国土交通省「建築物省エネ法」関連情報
・住宅性能表示制度関連資料
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