【2027年新ZEH基準で変わる資産価値】旧ZEHとストック平均ZEHへの視点

新基準で“旧ZEH”が生まれる
2027年度のZEH基準見直しによって、これまで最先端とされたZEH住宅が“旧ZEH”と呼ばれる存在になります。さらに、ZEHに届かない「ニアリーZEH」も市場に残り、性能の序列がより複雑化します。
ストック平均ZEHに向けた現実
政府は2050年に住宅ストックの平均をZEH水準へ引き上げる目標を掲げています。つまり新築だけではなく、既存住宅にも性能向上の圧力がかかる時代がやってきます。これまで「高性能」と言われた住宅ですら、再び性能改修が求められることになるのです。
消費者の“想定外”をどう伝えるか
多くの施主は「そこまで求めていない」と感じるかもしれません。しかし、エネルギーコストの高騰、物価上昇、国際情勢の不安定さを踏まえると、むしろ性能向上は“生活コストを守る手段”です。資産価値を守るだけでなく、日々の光熱費を下げ、家計を安定させるための投資とも言えます。
先行したビルダーの動きと今後の教訓
実際にビルダークラスでは、2022〜2023年の段階で断熱等級6.5クラスを標準にするなど、先を見据えた商品開発が進んでいました。その姿勢が今では大きな強みとなっています。これからは新築だけでなく既存ストックの性能改修も問われる時代です。だからこそ、準備は早めに、そして迅速に対応することが今後の競争力につながります。
工務店に求められる姿勢
この転換点で必要なのは、制度を“負担”として伝えるのではなく、“資産防衛の選択肢”として提示することです。そのためには、
- 消費者に向けて:コストが上がる理由を正しく説明し、光熱費削減や資産価値維持につながると示す
- 自社の商品として:標準仕様やパッケージを整理し、「ZEH対応が当たり前」という体制を確立する
- 経営視点から:補助金や金融商品を絡め、価格上昇への対策を多面的に打ち出す
こうした複数の視点で語ることが欠かせません。消費者への説明力と商品整理を両輪で進めることで、工務店は制度を「強み」に変えることができるのです。
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