IoT住宅が住宅業界に新たな価値を創造する
IoT住宅は、住まいの安全・快適・利便性を向上させ、住宅業界に新たな価値を創造する可能性を秘めています。
IoT技術の進歩により、IoT住宅に新たな機能やサービスが追加されていくと考えられます。健康管理などの分野でIoT技術が活用されることで、IoT住宅が住まいを超えた新たな価値を提供するようになるでしょう。
IoT住宅の3つの役割
01.住まいの安全・安心を向上させる
IoT住宅では、センサーやカメラなどのIoT機器を活用して、住宅内の状況をリアルタイムに監視することができます。これにより、火災やガス漏れなどの事故を早期に発見し、被害を最小限に抑えることができます。また、不審者の侵入や高齢者の見守りなどにも活用することができます。
02.住まいの快適性を向上させる
IoT住宅では、IoT機器を活用して、住宅内の環境を自動的にコントロールすることができます。これにより、室温や湿度、照明などの調整を自動化することで、快適な住環境を実現することができます。また、エネルギーの使用量を最適化することで、省エネや節約にもつながります。
03.住まいの利便性を向上させる
IoT住宅では、IoT機器を活用して、住宅の操作や管理を遠隔から行うことができます。これにより、外出先からでも住宅の施錠や照明の操作、家電の操作などを行うことが可能になります。また、住宅の設備や機器の故障を検知し、自動的に修理業者に連絡するなどの機能も実現可能です。
これらの役割を担うことで、IoT住宅は、住まいの質を向上させ、住む人の生活をより豊かにしていくことが期待されます。
国土交通省の補助事業が開始
国土交通省の補助事業で、IoT技術等を活用した住宅を支援する「次世代住宅プロジェクト2023」の募集が5月16日~6月23日まで募集されました。※今年度の締め切りは終了しています。
資料:国土交通省「次世代住宅プロジェクト2023」について
第1回採択事業者が決定
「次世代住宅プロジェクト2023※」の第1回採択事業者が決定。
https://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_001190.html
事業概要
「次世代住宅プロジェクト2023」は、住宅や住生活の質の向上に向けてIoT技術等の活用を行う取組を支援する国土交通省の補助事業です。
2023年度募集期間
令和 5 年 5 月 16 日(火)から 6 月 23 日(金)まで
目的
健康・介護、少子化対策等に寄与するIoT技術等を活用した住宅の実用化・市場化に向けて課題・効果の検証を行う事業に対して支援を行い、子育て世帯・高齢者世帯など幅広い世帯のニーズに応える住生活関連の新たなビジネス市場を創出・拡大し、住生活の質の向上を図ることを目的としてます。
主な対象者
- 住宅事業者
- 住宅設備機器メーカー
- 研究機関
- 大学・高等専門学校
- その他、IoT技術等を活用した住宅・サービスの開発・普及に取り組む者
応募にあたっての注意点
- 本事業は、事業のテーマや内容がIoT技術等を活用した住宅・サービスに関するものであることが要件となります。
- 事業費の補助は、実証タイプの場合、実証に必要な費用、市場化タイプの場合、事業の推進に必要な費用が対象となります。
- 事業終了後、成果報告書を提出する必要があります。